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や・く・そ・く する 僕はずっとここにいると

精いっぱいの愛を言葉にすることを 恐れず、怠らず。

連続ドラマW北斗 東京舞台挨拶

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何から言葉にしたらいいのか、

色んなことをいっぺんに感じすぎて

頭が、心が、付いていけていません。

 

優馬くんが身も心も捧げて死ぬ気で演じた北斗

それをついに、観るぞという緊張感

見届けなければという使命感

そんなものでいっぱいで

すごく身構えていたところに

 

 

中央扉が開いて出てきたのはシルバーのタキシードジャケットと黒の細身のパンツに身を包んだにこにこした優馬くんで

入るなり、わあ、となんだか会場の盛大な雰囲気に驚いたようでそれがとっても可愛くっていつもの優馬くんで

 

そして優馬くんが目の前に立ってくれて

 

キラキラした大好きなひとがすぐ近くにいて

 

なんてかっこいいんだろうと

 

幸せな感情が胸に溢れて

 

それ以外のことがぜんぶ頭からぶっ飛びました。

 

 

里親の近藤綾子役の宮本信子さん、

弁護士の高井聡一役の松尾スズキさん

監督・演出・脚本を手掛けた瀧本智行監督

皆さん揃うと

真っ赤なカーペットにすこしはにかんでいらっしゃるようでした。

 

そして後方のムービーカメラに目線を求められると

優馬くんが宮本さんと

「え、どれ?どれ?あれ?」って言い合っていて

それがとっても仲良さげで可愛らしくて

2人のやりとりが予告の綾子と北斗そのままで

微笑ましかった。

 

そしてステージへと移動の際

階段で宮本さんの手を引いてスマートにエスコートする優馬くん。素敵すぎる、、

ステージ上でも宮本さんと目を合わせて微笑み合うなど、インタビューで宮本さんを「本当にお母さんで。会いたいです。」と言っていた優馬くんのその気持ちを自分のことのように嬉しく感じられた。

 

最初の挨拶では

こんな風に大々的に観ていただけることが光栄ですと語った優馬くん。

 

オーディションのお話では、 

こんな作品に出逢えて本当に光栄で、絶対に北斗を演りたいと思って。取られたくない、負けたくないっていう思いが湧いてきて身震いするほど、凄く緊張して、緊張しすぎて台本のファイリングを落としたと話す優馬くん。

優馬くんにもそんな時があるのか、と正直驚き。

そしてそれを凄くゆっくり拾っていたと、余裕があるなあと思ったと明かす瀧本監督(笑)

そこでんふふ、と笑う優馬くんが

ただの優馬くんで。

ああ、優馬くんだ、って。

そして、監督が、優馬くんの目力に惚れた、半端なものは作りたくなかったから覚悟を問うて、こいつしかいないと思った、と。その言葉がほんとうに嬉しいと思ったし、そこで中山優馬に懸けてくれたこと、それは正解だったと胸を張って言えるし、ファンとして誇りでそして、有難い。

 

宮本さんも、重いけれど素敵な作品、優馬くんにこんな若さで瀧本監督とご一緒できて凄いことだと、良かったねと仰っていたのが印象的でした。

 

宮本さんについて、

「本当にお母さんで、、本当に、すごいお母さんだったんですよ。ごめんなさいね、2回同じこと言っちゃって」と言う優馬くん(笑)、優馬節炸裂(笑)(笑)

 

松尾スズキさんについて、
台本に何を書いてるのかと思ったら
監督の似顔絵だったそう。
しかもめっちゃ似てる!と。
松尾さん曰く、普段は詐欺師とか、シンナー中毒とか、そんな役ばかりだったのに、今回は真面目で遊ぶところのない弁護士役なので似顔絵でも書かないとやってられなかった(笑)とのことでした。笑
そしてクランクアップ後にお食事券を頂いたお話。美味しく頂きました、とお辞儀をする優馬くん。
優馬くんとは接見室でのシーンが長く、話すことが無くなってきて、歌手のCoccoに似てる、さかなクンに似てると言ったら「そうっすか?」と素っ気なかった、なんてお話も。

 

役作りについて、

宮本さん演じる綾子と優馬くん演じる北斗の親子愛の役作りは、たくさんお話をしたとのこと。それでお互い大好きになったのよね、ね、とふたりで向き合って微笑み合って、自然にできたのよね、ありがとう。ありがとうございます。と言い合う様子がとてもあたたかくて、絆を感じてほっこりしました。

宮本さんのクランクアップの時には、優馬くんが「お母さん、行かないで」と言ったそうで。

自分の母親にも言うたことないです、上京するかの相談でも「行っといで」「ばいばい」ってくらいだったのにと。

そんな宮本さんのクランクアップ後に4〜5日ブレイクがあり、そこから優馬くんは減量をスタートしたそう。固形物を口にせず液体だけ。部屋にはテレビも冷蔵庫も置かずケータイもなく、水と台本だけ。法廷シーン最後の2日は、法廷に立つ人間は普通眠れないだろうの思った監督に「中山、寝ないよなあ?」と囁かれ、「これは寝たらアカン」と思った、5分だけ寝落ちしましたけどと言う優馬くん、、その5分が逆にリアルで、鳥肌が立った。あんな過酷な撮影で、食べず、寝ず、だなんて。でも原作の描写でも確かに北斗は一睡もしていない。その境地へと歩み寄ったのかと思うと、、。

そして愛犬とも別居して。ドラマ撮影が終わって次の日にポスターの撮影があって、それが終わったら監督が愛犬を抱いてきたんです、夢を見ているんじゃないかって。涙が溢れました、と。。

すると監督、僕は全てが終わって号泣する準備は出来ていた、なのに優馬はニコニコしていて、で愛犬を連れてきたら涙を流して、どういうことだと、今でも納得がいかないとのこと。笑

ちなみにこの粋な演出、監督はやらされただけ(笑)だそうで、一体どなたの発案だったのだろうかという疑問。うーん、そう言いつつ実はやっぱり監督だったりして。

 

宮本さんがお話しする時には宮本さんをじっと見て、

松尾さんのお話をする時には松尾さんの方を向いて。

んふふ、と笑ったり、ひょこっとお辞儀をしたり、

観客の反応が薄い時には「え、みんな、寝てた?」といつもの調子で煽ったり。笑

ステージの上でくるくると軽快に動く優馬くんがとっても愛らしかった。と同時に、コントしている芸人みたい、と思ってしまう。笑

 

話題を変えて、

出会いと別れ、新生活のこの時期に

中山優馬くんに人生の大先輩方からアドバイスを、と司会の有村さんが促すと、

宮本さんは「そのまま、素直に真っ直ぐに進んでくだされば。」と仰って、

うんうん、本当に今の優馬くんで充分に素敵だから、そのまま真っ直ぐに進んでいってほしいですよね、と頷いていると

松尾さんは「僕はそのままでいいなんて言わない」「えっ」「これからのジャニーズを背負って立つ俳優だから、僕、プレッシャーをかけるよ。プレッシャーをどんどん感じて、大きくなってまた会いたい」

と仰って、これもまたうんうん、いやーそうなんだよ本当その通り、優馬くんはそんなポテンシャルを持った人ですよね、期待しますよねと頷いてしまった。

そして優馬くんは2人の板挟みに

「もう、僕、迷子です。笑」

このやりとりがとっても面白くて、可愛くて、優馬くんを2人で取り合ってるんじゃないかという構図にさえ見えました。

瀧本監督は、「優馬、英語、もうできるよな?」へらっととぼけて笑う優馬くん、「あのーあれ、ちょっと、耳の調子がおかしくなりました、聞こえへんかった。笑」監督は「約束しましたから。言葉の問題だけだよー。日本の俳優もいいけど、視野を広げて、世界に進出してほしい」ともの凄い言葉をかけてくださいました。

世界なんて、さすがに簡単じゃないけれど。

でも優馬くんの魅力を見出し、ポテンシャルを見込み、これからを確信し期待してくださっている、

大先輩の皆さまからの言葉たちがとても力強くて、うれしくてうれしくて、泣きそうになりました。

きっとこの北斗での出逢いを優馬くんはこれから幾多もの方向に繋げていくんだろうな。

このひとの可能性はほんとうに計り知れないと思う。

 

 

最後の優馬くんの挨拶。

「端爪北斗という人物の人生が描かれています。プロ集団の中に自分も参加させていただきまして、全身全霊、という言葉じゃ軽いんですが、全員が全力で作り上げた作品ですので、1話から5話、最後まで見届けてください。」

 

相変わらずこわばった表情?のスチール撮影(笑)のあと、

主演の優馬くんから一言。

「目を背けたくなる描写や辛くなる場面、あるとは思いますが最後まで見届けてほしいと思います。重い作品なので最後、明るく。

北斗、全部観てねっ♡!」

えええーっ。心の中で絶叫。いや声漏れてたかも。そう来るか!!!さすがすぎる、可愛すぎる、なにそれ、

これはもう、観るしかないですよ皆さん。

 

そんなに可愛く明るくお願いしなくたって、

優馬くんの覚悟を、尽力を知ったからには

大丈夫、全力で見届けるよ受け止めるよと、

もう私は腹を括っていたけれど。

でもまた更に色々なお話を聞かせていただいて、優馬くん直々にお願いされて、改めて、

『北斗 -ある殺人者の回心-』

この作品を、心の眼までしっかり見開いて、見届けたいという思いでいっぱいになりました。

 

 

そんな気持ちで迎えた、

ついに北斗を観る瞬間。

 

拘置所に居る北斗の瞳が、冷たくて、

まるで死んだように輝きを失っていて

それなのに何かを孕んだ

その視線から目が離せなかった。

 

あんなにキラキラと輝いた瞳で

レッドカーペットを歩いてきた人と

同じ人だなんて到底思えなかった。

どうやったらあの輝きを消せるのだろう。

なんて、なんて俳優なんだろう。

ぼんやりとそんな悲鳴が心に湧きつつも

観ているうちに、

そんなことも考える暇も隙もなくなり

北斗の壮絶な過去を共に旅した。

 

北斗のナレーションが切なく響く。

 

村上淳さんのお芝居がもの凄かった。

橋爪至高の言動に、存在に、

北斗と一緒に怯え、

いなくなると、

思い出したかのように、いつの間にか張りつめていた呼吸をして、握りしめていた拳を緩める。

 

些細なはずの音が強調されているのが印象的で、こわかった。

 

会場の皆が、息を飲んで観入っていた。

 

フィルムの世界に飲み込まれたようでした。

 

演じているのは23歳の中山優馬のはずなのに。

映像の中にいるのは中学生の北斗でした。

 

目のお芝居が圧巻だった。

 

結末を知っていても

どうか救われて、救われて、誰か、誰か助けてあげてと願わずにはいられなかった。

 

第2話予告で漸く、

里親の綾子と笑う北斗を見て

少しのその幸せに涙が出て

それなのにその後の予告で殺人を犯す北斗を見てしまうと

どうにもならない感情を胸に抱えて

息を詰めたような緊張感のままで

試写会を終えました。

 

5時間ぶっ続けで観たほうがよかったかもしれない。

それくらい、第1話のみを観ても、この作品がどこに行き着くのか、どう受け止めたらいいのかが掴めない。

WOWOWぷらすとで皆さんが口々にそう言ってらっしゃったのが今はよくわかります。

 

最後まで、最後の一瞬まで見届けたら、

一体何を思うのだろう、感じるのだろう。

楽しみに、見届けたいと思います。全力で。

 

 

16/03/2017

Ayana

※舞台上でのお話の時系列はいくつか入れ替わっていると思います

舞台『それいゆ』を振り返る。

れいゆ再演のお稽古も始まったようで。

それいゆ | イベント | 関西テレビ放送 カンテレ

 

桜井日奈子ちゃんのツイートと

桜井日奈子 on Twitter: "稽古が、はじまる ε=ε=ε= ┌(;´゚ェ゚)┘"

演出の木村さんのリプライに

木村淳 on Twitter: "@hinako_incent そうだ❗稽古が始まるのだ❗by 道場長"

ほっこり。

殊更に厳しくなるのだろうなあ、木村道場。笑

 

せっかくブログを始めたので、

今のうちに、初演のそれいゆで感じたことをまとめておきたいなあ、と思います。かなり私情が入りますが(笑)。

 

パンフレットと、舞台鑑賞後に書いた台詞。

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ずっと飾ってあり、何度も読んでいます。

読み返す度に、いや、思い返すだけで、

あの舞台を観たときのあたたかな気持ちが蘇ります。

心に残る舞台。

あの舞台の素敵な空気は、とても不思議なものだったなあと思います。

 

初演『それいゆ』の上演時、

私は就活中でした。

更に状況を詳しく言えば、

3月に情報が解禁されて自分が良いと思っていた方向に頑張っていたのに、

力み過ぎたせいか

ご縁が無かったか

上手くいかず、

受けていた会社全ての選考に落ち

合っている、上手くいくと感じた第一志望の会社も最終面接を前に不合格となった時でした。

つまり、どん底

普段は楽観的な私ですが

さすがに、自分の生き方やヴィジョン、選択が間違っていたのか?と迷いが生じていました。

というのも、

私は元々こだわりが強く、妥協ができないタイプ。

好きなものはとことん追求する。

他人と同じは嫌。

大衆に流されたくない、自分を持っていたい。

そんな人です。

そして就活においても、

自分の考え、信念に合わない事をしている会社はどうしても受けたくない。そんな気持ちが捨てられず、元々受けた会社の数も少なかった。

今考えたら視野が狭かったなあと思いますが、

それでも必死で頑張っていました。

そもそも、高校までも大学でも一生懸命に、バイトでも学業でも自分でよく考えて何でもより良くしようと取り組んできて。

それを面接で話しても。

良い子ぶっているように聞こえるのか、

どうも上手くいきませんでした。

そうなると、どうしても

そうやって真面目に頑張ってきたことが間違いだったのか、と疑問を感じてしまうもの。

良いと思っていた指針を失って、

私の心はグラグラに揺れていました。

 

そんな時に観たのが、この『それいゆ』だったのです。

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今考えると奇跡のような出逢い。

ほんとうにあの時『それいゆ』に、淳一先生に、出逢えてよかったと心から思います。

いや、もしも出逢えていなかったら、

今の私はいなかったかもしれません。

 

舞台の序盤では

女性を、世界を、美しくしたいと、

自分の信念に希望をもって

はつらつと活動する淳一先生。

しかし、

時局が変わっていくと

その信念が社会には、まかり通らなくなっていく。

五味喜助のように、器用に立ち回り、社会の流れに沿い、上手く、楽に生きる人もいる。

美しい綺麗な生き方ではない。けれど、それも人間らしくてひとつの生き方。そして、そのほうがもしかしたら楽なのかもしれない。

でも妥協できない淳一先生にはそんな生き方ができなくて。

そうして中原淳一は、自分の生き方が間違っていたのかと、美しく生きるとはどういうことなのかと、悩み苦しんでゆく。

そんな淳一先生の姿が、当時の自分に重なったのでした。

「自分自身が追い求めることもなく、工夫することもなく、そのあたりで手を伸ばせば誰でも手に入る服を着て、他人がいいよと言ったものをさも自分が欲しがっていたかのように錯覚しながら買い漁り、味も知らない評判の店で食事をして満足し、流行という言葉に飛びついて、同じ音楽を聞く。そんな生き方の、、そんな生き方の何が美しいんだ!!!」

そう叫ぶ中原淳一の叫びは、私の叫びでもありました。

顔を歪めて泣く淳一先生と一緒に、私も泣きました。

 

そんな淳一先生に、

「間違っていましたよ。…でもあなたは誰よりも美しく生きていましたよ。中原淳一の生き方は、他のどんな人の生き方よりも美しい」

と語りかける天沢栄次。

今度は温かい涙が私の頬を伝いました。

淳一先生がふっと救われたような表情を浮かべるのと一緒に、私も救われた気持ちになりました。

 

妥協せずに、自分の信念を持ち、美しく生きることは、とても難しい。社会と矛盾することもあり、その大きな波に流されずに抗うことは苦しい。

それでも、信念を捨てずに一生懸命に生きることこそ、美しい。

天沢さんと、淳一先生に、自分の生き方を肯定してもらえたような気がしました。

私なりの美しい生き方を、拘りを捨てなくても良いのだと。

上手くいかない時や、世の中にまかり通る矛盾や醜さにぶち当たる時もある。

だけど、拘り続けることは美しいと。信念を持ち続けても良いのだと。

そう背中を押して貰えたような気がして。

苦しかった心があたたかなものに包まれ、

ほぐれてゆくのを感じました。

次から次へと溢れる涙を止めることはできませんでした。

 

そして、

一度は夢を諦めた舞子も輝きを取り戻し、

再び中原淳一の元へやって来て、

晴れやかな顔の淳一先生がドレスを渡し、舞子に語りかけます。

「汚れれば、洗えばいい。破れれば、繕えばいい。その方がただ飾られてホコリをかぶっているよりもドレスも美しく存在することができる。そのドレスと共に美しくありたまえ。努力を惜しまず、精一杯汗かいて、自分自身の夢を追い求めること。素敵な服を着て、満足するのではなく、そのドレスに見合った素敵な自分になろうとすること。そして他人の価値観ではなく、自分の価値観を磨きあげること。美しく生きるとはきっとそういうことだ。」

 

この台詞に私はハッとしました。

私はもっと表面的な美に拘っていたかもしれないと。

どんな事も、涼しい顔してさっとやり遂げるのがかっこいいと思っていた。

就活だって、自分に合ったものを見抜いてそれを手に入れられたらそれが良いと。

でも、がむしゃらにもがいたっていいんだ。

かっこ悪くたって、失敗したっていいんだ、

それこそが、その努力こそが本質的な美しさなのだと

気づいた瞬間でした。

 

最後、客席に語りかける淳一先生に私は、

自分の中の美しさを一所懸命に努力して追い求めます、と

心から誓いました。

嗚咽を押し殺しながら、泣き続けながら、ひまわりの中で微笑む淳一先生に、誓いました。

 

 

 

そうしてブルーシアターを後にする私の心は

とても晴れやかで、軽やかで、

「上向いて、胸張って、前!」

その言葉とともに、何でも出来そうな気がしました。

素晴らしいこの舞台を、宝箱にしまって、いつでも取り出せるように心の大事なところに置いておいた、

そんな感覚でした。

 

そして私はそんな吹っ切れた、清々しい気持ちで、

就活の再スタートを切れました。

不思議なくらい、

自分らしく、明るく、胸を張って選考に臨めるようになり

そして無事に、自分の信念に沿った、素敵で個性のある会社にご縁を戴きました。

 

こんなに人の心を揺さぶるほど、

心を込めて、この『それいゆ』という舞台を作り上げてくださった

星のような座長優馬くん、

素敵なキャスト一人ひとり、

素晴らしい脚本を書いてくださった古家さん

厳しく演出なさった木村さん

沢山のスタッフの方々

今も中原淳一の信念を伝え続けるひまわりやさん

そして天国の中原淳一さん

皆さまに、心からの感謝でいっぱいです。

 

だから、再演が決まって本当にうれしかった。

そして私もまたひとつ困難を乗り越えて

社会人となる4月にこの舞台に再会できることに

とてもわくわくしています。

 

モノと情報で溢れて

いき苦しくて

自分が本当に「美しい」と思うものを見つけ出すことの難しいこの時代に

美しい生き方、つまり自分らしい生き方に

より多くの人が、この再演『それいゆ』で出会えますように。

1人でも多くの人が美しく豊かな心で生きて、

日本中が美しくなって、

世界がもっと美しくなりますように。

中原淳一の意思を受け継いで、

そう心から願って止みません。

 

純白な淳一先生や

たくましい舞子

真っ直ぐに成長する天沢さん

人間らしく

自分なりの正当性で生きる五味さん

嫉妬と闘う山嵜編集長

妥協し世の中に求められる桜木くん

 

魅力的な一人一人のキャラクターに

今度の再演ではどんな風に出逢えるのか

とても、とても楽しみです。

 

上向いて、胸張って、前を向いて

淳一先生に再会できるよう、

のこり1ヶ月、

精進したいと思います。

 

 

Ayana 

連続ドラマW 北斗 と、俳優 中山優馬。

優馬くんはこれまで、

数々の凄い事をこなしてきたけれど。

 

ここまで衝撃を与えたお仕事は初めてだろう。

 

連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-|WOWOW

 

少しずつ撮影の目撃情報は上がっていた。

そして、それがWOWOWのオリジナルドラマであることもわかった。

私の家は昔からWOWOWを契約していて、

ドラマの質が高いことを知っていた。

だからこのお仕事を聞いて最初に思ったのは

俳優として認められたのだ、

これはチャンスだ

ということだった。

 

ただその分重たいテーマが多いことも知っていた。

今回はどんな話なのだろう。

調べるとかなりヘヴィーな内容だとわかった。

 

そして公式発表がされた。

偶々滞在していたロンドンでそのビジュアルを目にした時の衝撃は、今でも忘れられない。

 

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※拾い画

 

殺人者の役をやってみたいと

優馬くんが言っていたのは知っていたけれど。

原作も知っていたけれど。

 

それでも、

あのかっこよくて、可愛くて、お茶目で面白くてゆるくて。

そんな優馬くんはこの写真からは微塵も感じられなくて、

その視覚からのアプローチが半端じゃなくて

ああこの人はもの凄い俳優なのだと

凄い境地に入り込んだのだと

痛感した。

 

勿論私はアイドルな優馬くんも同様に大好きだけれど

俳優としての中山優馬の可能性にはとても期待していて

その可能性の爆発する瞬間がこの北斗なのかもしれないと

そう思うと、そんな凄い彼への感情が止まらなかった。

 

普段、あまり重たいドラマは観ない。

連続ドラマWも、正直ほとんど観たことがなかった。

 

でも、これは見届けたい、これは見なければと

自然とそんな気持ちにさせられた。

 

 

そして原作を読んだ。

難しい、と思った。

あまりにも本質的で、深くて重くて。

正直読む前はただ虐待と殺人の話だと思っていたので面食らった。

これをどう受け止めて、考えたらいいのか?

わからなくてわからなくて、頭が狂いそうだった。

それと同時に。

優馬くんは一体これをどう受け止めて、解釈して、自分の中に落とし込んで、北斗を演じたのだろう。

純粋に興味深いと思った。

それを見届けたいと思った。

ああ楽しみだ、と思った。

 

次第に情報も増えてきて、

雑誌でインタビューが多く載った。

読めば読むほど、いかに優馬くんがとてつもない覚悟で、身体を精神を削って北斗を演じたか、いや、北斗を感じ北斗として生きたか、と言ったほうがいいだろう、その尋常じゃなさが伝わって、鳥肌が立った。

そしてそんな優馬くんの覚悟を知れば知るほど、何と表現したらいいのか、ゾクゾク感のような、そんな期待感が膨らむばかりだった。ただただ、優馬くんが文字通り死ぬ気で演じた北斗を見届けるのが、そこまで身を捧げたお芝居を見ることが、ひたすら楽しみで仕方がない。

 

私は中山優馬は、唯一無二の俳優ではないかと思っている。

 

俳優と言っても、色々な種類の役者がいる。

役に成り切る役者。

役に入り込む役者。

上手く演じる役者。

役に自分を寄せる役者。

自分の色を完全に消して役の色で上書きする役者。

役と共鳴する役者。

役と自分とを完全に切り離す役者。

 

勿論役によっても変わるのだと思うし、

優馬くんも今までその役や演出によってアプローチを変えてきたと思う。

ただ、中山優馬という俳優は、

あえて中山優馬というフィルターを通すことで

圧倒的な説得力をのせてくる、

そんな役者だと私は思っている。

見ているのは中山優馬だけど

彼の持つ何か。影なのか、美なのか、人間らしさなのか、

それを通して、

その奥に、その役を、その役の感情を、ダイレクトに感じるのだ。

その役が似合っているとかそんな次元でもなくて。

今までやってきたどの役も、中山優馬だからこその重み、凄みがあった。

そしてこの北斗という難しい役柄もきっとそうだったのだろう。

「北斗は中山優馬にしか演じられなかった」(連続ドラマW北斗公式ホームページ、瀧本監督コメントより)

という言葉からも伺える。

かと言って、ここまで全身を捧げられる役は、そうないだろう。

そしてそれをぶつけられる制作陣も最近はなかなか珍しいだろう。

優馬くんは、もの凄い役に出逢ったのだな。

だから、このドラマを、しかと見届けたいと

心から思う。

俳優・中山優馬のターニングポイント。

まずは試写会で見届けられる幸運に感謝をして、

精一杯大きなスクリーンから優馬くんと他キャスト、制作陣の覚悟を受け止めて

観てきたいと思います。

 

 

あやな

石田衣良『北斗 ある殺人者の回心』を読んだ。

北斗 ある殺人者の回心 (集英社文庫) | 石田 衣良 |本 | 通販 | Amazon

 

息が詰まるような緊張感で、
一息に読了した。

読み終えたあとは、
ずっしりと重たい何かが心から離れなかった。

中山優馬が主演を務めるのでなければ、私はきっと手に取ることはなかったであろう類の小説。

表紙をめくるまでは、
ただ悲惨な虐待とそのせいで狂ってしまったおぞましい殺人者の話かと勝手に想像していた。

けれども、違った。
そんな単純明快な話ではなくて。
そんな現実とかけ離れた話ではなくて。
社会と人間の本質というものを
真っすぐに突き
読者に容赦なく投げかけてくる、
そんな一冊だった。

愛とは、
正義とは。
家族とは。
罪とは、
償うとは。
運命とはどういうものなのか。
虐待のもたらす本当の傷。
裁判というもの。
死刑制度について。
そして、
人とは
生きるとは
結局、何なのか。

一つひとつで一冊でいいくらいの
重たい重たいテーマが
常軌を逸した人生を送ってきた北斗という人物を通して描くことで
心に突きつけられ、
読み終えたあとは、何が正しいのかわからなくなった。
考えて、考えつづけた。

優馬くんは、これをどう解釈して、
自分の中に落とし込んで、
北斗を演じたのだろう。
ただただ、興味深いと思った。
そして、楽しみだと思った。ゾクゾクした。

それぞれのテーマについて私の考えを述べることは途方もないので、
ドラマWが始まる前にとりあえず、原作の全体を通しての感想を
ここには残しておきたい。

まだ読んでいない方は、ネタバレ注意です。


読み終えた時、
「愛」というキーワードが最も、
心の中に大きなインパクトをズシンと残した。
そして私の生涯で最も大好きなある本が心に浮かんだ。

はてしない物語

私がいかにこの本が大好きか、
どれだけこの物語が深くて感動するか。
それも語りたいところだが、
それはまた別の物語、いつかまた、別のときに話すことにしよう。

この物語は、母を亡くし、いじめられっ子で、本だけが喜びであるバスチアンという少年が、ファンタージェンという本の世界に入り込み、その世界の危機を救い、強くなって帰ってくる、という話。
なのだが、
ファンタージェンを救うことだけでなく、
実はこの「帰ってくる」ことの過程こそが最も大事な部分なのだ。
バスチアンはこの本の中の世界で「望む」ことによって先へと進み、元の世界へと帰る道を探していく。しかし良い望みも悪い望みも、望んでも望んでも、満たされない。そして帰りたい気持ちもなければ、帰り方もわからない。
バスチアンが帰るためには実は「本当の望み」が必要なのだ。
道中、バスチアンは不思議な「変わる家」にたどり着き、そこでお母さんのようなアイゥオーラという女性の愛情を一身に受ける。
そしてだんだんと、満たされ変わってゆく。
そのとき、バスチアンの心に「真の望み」が浮かぶ。
それは「自分も誰かを愛したい」という望み。
その望みだけを胸に、バスチアンは帰る道を探し、友に助けられ、人の世界に戻ってくる。
そうしてファンタージェンから戻ったバスチアンは、人間の世界をきっと豊かにしてくれる。そんな期待で人々は「はてしない物語」を閉じる。


北斗は、愛し愛されたことがなく育つ。感情に蓋をし自分の心さえもわからない子になってしまう。
そして里親に出会い、初めて愛され、愛し、人の温かさを知る。
失われた子供時代に戻ったように、愛情を一身に受け、初めて幸福を得る。
しかし里親の綾子は亡くなり、その拠り所をなくしてしまう。
北斗はこのとき、自分の心が、悲しみが、わからなかったのだ。
音楽を聴いて漸く泣けるというほどに、麻痺した心はそうまでも簡単に開かない。

そして、綾子が死ぬ前に北斗が尋ねた「復讐してほしい?」への綾子の頷き。
子の幸せを思う親なら、頷くはずがないだろう、子を殺人者にし人生をめちゃくちゃにしたい親なんていない、そんな当たり前の考え方が、愛情を受けずに育った北斗にはなかった。

それが悲惨な虐待の余波、だったのだ。


たったひとりの愛する人を失った北斗は、
そうして「復讐」という望みを叶えようとしてしまう。
それは本当の望みではないのに。
復讐したのは、
里親の綾子のためで、
綾子のしてほしいことをしただけなのだ。
そしてそれは
綾子を愛しているから。
これからも愛され続けたかったから。
ただ、愛されたかった。
その、自分の本当の心。
自分の真の望みを、
裁判で一枚一枚鎧を剥がして漸く
北斗は見つけられたのだと思った。

私にはこの裁判が北斗にとって、
「変わる家」だったのだと思う。
人の様々な思いを一身に感じ
麻痺して凝り固まった心が刺激され
自問自答して
漸く北斗の心はほぐれ、
自分の本当の望みを
心の叫びを
全身で
感じることができたのだと思う。

「ただ、愛されたかった、、」と
泣き崩れたその瞬間の描写に
私は涙を止めることができませんでした。
北斗の真の叫び。
悲痛なその思いに訴えかけられ、
心が痛くてたまらなかった。

無期懲役
死刑は賛否両論ある。
様々な意見がある。
無期懲役だから死刑より軽い、良い、とも言えないのではないだろうか。
特に北斗のような人間には。
読み終えた時私は、これはハッピーエンドなのだろうか、と問うた。
北斗のように、罪の重さを一所懸命に感じようとする受刑者には、もしかしたらより酷なのかもしれない、と。
それでも。
「生きる」ことを感じた北斗は、きっと、
この世界をよりよくする人になっていける。
そのための無期懲役なのだろう、
そう思った。


そしてもう一つ気になる描写。
これほどまでに辛く苦しい人間の世界のある側面をリアルに描いているのに、
最後の裁判の前日の夜、北斗が見たもの。
小さい頃の自分の分身のようなもの。
大事な場面の前にわざわざ入れられた不思議なこの描写。
一体何を表したいのだろうかと、
悩んだ。

ここで描きたかったのは、
魂の救済、なのではないだろうか。
そして、親の愛。それと、運命。

『北斗 ある殺人者の回心』というタイトル。
つまり主人公が裁判を経て「回心」することを示している。

回心とは、キリスト教用語で、罪が赦され心が大きく転換することである。
この罪とは北斗の犯した殺人の罪ではなく、キリスト教における人間が生まれながらにして持つ罪のことであると考える。
そして罪が赦されるというのは、魂が救済されることを意味する。

とすると、
両親から虐待を受け、里親を失い、2人の女性を殺め、裁判にかけられる。
この壮絶な人生は、北斗が回心する、つまり北斗の魂が救われるためのものだったのだ。
そしてそのためには、全てが無くてはならない出来事だったのかもしれないと考えざるを得ない。
それを人は運命と呼ぶのかもしれない。
両親の虐待さえも、傷つき歪んだ2人の愛情だった。その2人の傷をも北斗が一緒に背負い、救ったのではないだろうか。

実際、予定どおり生田だけを殺したのなら
きっと北斗は回心することはなく、
本当の心、感情、望みを、自ら感じることもなく、
彼の魂は傷ついたまま硬い殻に閉じ込められていただろう。


北斗はうまく愛されず育った。
しかし自分の中には愛があった。
だからこそ、それをどうしたらいいのかわからず
もがき苦しんだのだと思う。
でもきちんと愛を持っているから、
その自分のこころを感じた判決のあとには、
満たされ清々しい気持ちを感じたのではないかと思う。

北斗はそんなふうに、
普通の人間だ。
普通の人間なのに。
愛情を受けて育った人なら働くはずの理性は、
北斗にはわからなかった。
里親を失って感情が渦巻いて、自分の気持ちがわからなくて。
そうして殺人を犯してしまった。
それは決してあり得ないことではないのかもしれないと
悲しく、切なく思った。

だから私は。
そんな人がひとりでも道を一歩踏み外さないように。
手を差し伸べられる、善き人で在りたいと思った。


北斗を読み終わったときに、ふと浮かび、ぴったりだなと思ったお気に入りの洋楽を3曲、
載せておきます。
内2曲は難解なため和訳もしたのでぜひご参考までに。

 

Within -Daft Punk

youtu.be

There are so many things that I don't understand
There's a world within in me that I cannot explain
Many rooms to explore but the doors look the same
I am lost I can't even remember my name

I've been for sometime, looking for someone
I need to know now, please tell me who I am
I've been for sometime, looking for someone
I need to know now, please tell me who I am

 

Repeat

 

 

Flashlight - Hunter Hayes

youtu.be

I get lost sometimes, like everybody else,
人生に迷うこともある 誰もがそうであるように
Lose track of my lifelines, lose track of myself
頼りの道筋だとか
信じていたやり方さえもわからなくなって
And there's all kinds of reasons to be scared and run away
世の中には恐れたり逃げたりしてしまう事なんていくらでもあるのだから
It's a good time for sad times like heaven couldn't be
悲しむべき時なのかな
天国ではできないだろうから
Farther from the places, that heaven always finds me,
僕は神様さえ見つけられないような所にいるんだ
If nobody cares, tell me how is it I keep getting saved this way
誰も気にかけてくれていないとしたら
どうやっていつも僕はこんな状況から救われてきたんだろう、教えてくれ

*
It's a sunrise from a lonely night
孤独な夜が明けた日の出とか
Like a smile in the stranger's eyes
すれ違う人の目に映る笑顔みたいに
It's the moments that save my life,
僕の人生が救われる瞬間って
nobody knows about like flashlights
閃光みたいに一瞬で 他の誰も気づかないものなんだろう
there's just enough hope when it shines,
to go one scared step at a time
でもその光が差すその一瞬は
恐れていた一歩を踏み出すのに充分なくらい
希望に満ち溢れている
When the world's too dark I find, your flashlight, yeah
世界が真っ暗な時にこそ僕は
一瞬のその光を見つけられるんだ
*

I'm glad nobody's counting, and Lord I'm glad you don't keep score
誰も数えたり
成績を記録したりしなくて良かったよ
My prayers are all the same, as the ones I prayed before
信じる心は前と変わってはいない
Thank you, but forgive me, my rough around the edges heart is yours
ありがとう
そして
赦してくださいと
僕の崖っぷちな荒んだ心は貴方のものですと
In the moments where you'd swear I'm just screaming at the sky,
僕がただ空に向かって叫んだあの瞬間
It's the strangers' conversation or a friend just stopping by
それは
見知らぬ人通しの会話とか
もしくは
ただ友人が立ち止まっただけみたいな瞬間だったのに
and it's funny when I realise all the places that your miracles can hide
奇跡なんてどんな場所にだって隠れているのだと
気づいたあのとき
不思議だった

*Repeat*

Oh, who am I?
僕は一体何者なんだ
Dust and water,
Touched by the Divine
神に触れられ
塵と水からできただけのものなのに

Tell me who, who am I?
ねえ、教えてください
僕は何者なのでしょうか
you keep shining on me, shining on me, yeah
shining on me
なぜ僕を
光で照らし続けるのですか

*Repeat*

 

 

Beautiful Times -Owl City feat. Lindsey Stirling

youtu.be

A spark soaring down through the pouring rain
閃光は降りしきる雨を切り裂いて
And restoring life to the lighthouse
灯台に光を取り戻す
A slow motion wave on the ocean
Stirs my emotion up like a rain cloud
海の波はスローモーションで
僕の感情を雨雲みたいに引っ掻き回す

*
When did the sky turn black?
空はいつ真っ暗になった?
And when will the light come back?
また明るくなるのはいつなんだろう?
*

A cab driver turned to skydiver
Then to survivor,
Dying to breakdown
あるタクシーの運転手はスカイダイバーみたいに飛び込んで
全てを終わりにしようとした
でも、生き残った
A blood brother, surrogate mother,
血を分けた兄弟も代理母
Hugging each other, crying their eyes out
涙を流しながら抱き寄せ合ったんだ

*Repeat*

I'm ecstatic like a drug addict
僕はまるでヤク中みたいに
Locked in the attic
屋根裏に籠もって
Strung out and spellbound
おかしいくらいに考え続けた

**
I fought all through the night
一晩中闘いつづけたけれど
Oh, oh, but I made it alive
とにかく生き延びたんだと気付いた
The sun's starting to rise
日が昇りはじめている
Oh, oh, these are beautiful times
ああ、美しい瞬間とはこのことなのだ
This fight of my life is so hard,
So hard, so hard
人生は辛い闘いだけど
But I'm gonna survive
でも僕は生き抜いていくんだ
Oh, oh, these are beautiful times
人生には美しい瞬間もあるのだから
**

A bad feeling burned through the ceiling
黒い感情が天井のむこうに消えていった
Leaving my healing heart with a new scar
新たな傷痕を携え癒された僕の心を後にして
A dead fire rose and rose higher
Like a vampire, up from the graveyard
死の気をまとった赤い炎は吸血鬼みたいに
高く高く、墓地から燃え上がった

*Repeat*

We all suffer but we recover
人は皆、傷つきやすいけど
ちゃんと立ち直れるんだ
Just to discover life where we all are
自分の生きている人生を見つけるためにね

**Repeat**

My heart's burning bad
僕の心は悪を焼いた
And it's turning black
だから黒くなってしまった
But I'm learning how to be stronger
でもそれが強くなるってことなんだね
And sincerely, I love you dearly
心から愛しているよ
Oh, but I'm clearly destined to wonder
でも迷うこともある、それが人生というもの

 

 

あまりに色んなことが思い浮かぶ一冊だったので、
まとまりがなくごめんなさい。
加筆修正、すると思います。

 

あやな

Ümastであること。


私のÜmast遍歴は、少々複雑です。

勿論、皆それぞれ、色々あるのだとは思うけれど。

中山優馬という人を追うにあたって、私には色々あって、今でも私の中には、チクっとする針のような、溶けないしこりのようなものがある。

だからこそ、きちんと言葉に残しておきたいなあとずっと思っていたのです。

 

 

 ❁

2008年4月。

中学二年生の春だった。

原作を読んだ『バッテリー』。

同じく原作を読んでいた母が偶々NHKのドラマを観ていた。

横で私も見た。

 

巧を演じる少年の、瞳が印象に残った。

 

端正な顔立ちの少年のもつ独特の雰囲気。

巧の冷めたところとか、抱え込む性格とか、そんなところがよく表れていて、ぴったりだなと思った。

同じぐらいの歳だろうに。

こんな人、いるんだ。

とにかく印象的だった。

 

気づけば毎週観ていた。

 

先輩からのいじめのシーン。

そして、巧が涙を流すシーン。

なぜだかわからないけれど、観ているうちに、既にこの美少年の虜になっていたことに気がついた。

 

 

それからはあっという間だった。

中山優馬」について、調べはじめた。ジャニーズという世界を知って、アイドル誌を買ったり、ジャニショに写真を買いにいったり。

今みたいにスマホTwitterもない時代に、よく頑張って情報を探していたなと今は思う。

 

ただ、彼は関西ジャニーズJr.だった。

私は東京に住んでいた。

松竹座でJr.のコンサートをすると言っても、

それは遠い場所での出来事でしかなかった。

それに私はまだ中学生だった。

写真を眺めて、かっこいいなあ、と思ったり、

たまにザ少年倶楽部in大阪で歌う彼を見たりするしかなかった。

 

 

そして翌年2009年6月4日。

中山優馬 w/B.I.Shadow』のデビュー。

 

ユニット名を見て、「???」となった。それが正直な第一印象だった。

でもうれしかった。

でもどこか、当たり前だろう、という気持ちもあった。

中山優馬がデビューしないなんてそもそも考えていなかった。

それほど、最初から私は、中山優馬に、他の人とは違うなにかを見出していたのだと思う。

でも。

このユニット名で、いつまでも活動することが、イメージできなかった。

 

予感は的中した。

第一印象で感じた違和感を、嫌というほど意識せずにはいられなかった。

ドラマ、CMと活躍の場を広げていく優馬くん。

嬉しいのに。

好きなアイドルが活躍することは嬉しいはずなのに。

世間での認識とのズレを意識してしまったり。

B.I.Shadowの皆はどう思っているんだろう、上手くやっていけてるんだろうか。関西の7WESTの皆を置いて、ひとり東京でお仕事をして、どんな気持ちで戻るんだろう、妬まれていないんだろうか。そんなことをごちゃごちゃと、考えてしまったり。

 

手放しで喜んで応援できなかった。

 

ちょうど自分の高校受験とも重なり、

段々と、自分から情報を追って積極的に応援することは、しなくなっていった。

 

そして私が高校に上がると、優馬くんは知らぬ間に、山田涼介と知念侑李の2人とのNYCとしての活動がメインになっていた。

疑問しか感じなかった。

中途半端なユニット。

スキルと人気のある先輩2人と活動するだなんて、恐縮するのは当たり前。

可哀想だった。

ネットを見ていると、中傷ばかりが目に付いた。

優馬くんの笑顔が、心からのものには見えなかった。

意思と状況がバラバラに見えた。

見ていられなかった。

応援することが彼にとっていいことなのか。

わからなかった。

そしてNYCの曲も嫌いだった。

どうしてもCDを買う気になれなかった。

 

こうして私は、中山優馬から、ジャニーズから、距離を置いた。

 

今考えると、優馬くんがいつか壊れてしまうんじゃないかと思っていたのだと思う。壊れてしまうところを見るのが、怖くて、見たくなくて、見る勇気なんてなかった、のだと思う。

 

私は洋楽にハマったおかげで、日本のエンターテインメントそのものを見ないで済んだ。

 

私が大学受験を始める頃、

優馬くんが駒澤大学に合格したことをどこかで知った。

彼は今どんな様子なんだろう、と思った。

東京に来るってどんな気持ちで決めたんだろう。

そう思った。

でも確かめる勇気はなかった。

 

大学生になった。

相変わらず洋楽が大好きで、それで充実していて、他に手を出す余裕はなかった。

日本の芸能には疎かった。

 

2014年4月。

友人に名義を貸している姉に、Jr.情報局のハガキが届いていた。

 

「High Fiveは

ハタチになった僕の新たな決意が

込められています!

君に伝わるとうれしいな!

いつか全国の皆に会いたいです。

僕とHigh Fiveしよう‼︎」

 

 

そう書かれた直筆のメッセージと、すこし大人になった優馬くんの写真。

そこからは、あの生気のない、笑顔を貼り付けたような優馬くんの面影はないように感じた。

すこしほっとした。

元気でやっている、のかな。

そうならいいな。

昔の苦い感情を思い出しながら、

そう思った。

 

 

今考えれば、

ここで戻っていられたなら

今ほど後悔しなかっただろうと思う。

 

 

私が再び優馬くんを見たのは、

偶々点けたテレビでやっていたザ少年倶楽部だった。

懐かしいな、と思った。

そして、

ポップなメロディーで

真ん中で

楽しそうに歌って踊っているのは、

優馬くんだった。

ちゃんと、笑顔だった。

 

そして私はちょうどその頃

辛いことがあって心が張りつめていたときだった。

明るいのにどこか優しく寄り添う歌詞の言葉たちに

私は涙した。

 

調べると作詞のクレジットには

中山優馬

と書かれていた。

今、作詞までやっているんだ、、と心底、感心した。

ただでさえシンガーソングライターが好きな私の気を引くにはそれでも充分だった。

なのに、こんなにも寄り添う歌詞を書くようになった今の優馬くんに興味が湧かないわけがなかった。

 

優馬くんはあのまま頑張り続けて、

自分で道を見つけて

ここまで来たのだということがわかった。

 

私がもう一度

中山優馬

というひとりのアイドルに惹かれるには、

今度は時間はかからなかった。

 

そして。

Twitterを覗くと、

そこには沢山のÜmastさんたちの

沢山の愛があった。

 

ああ、今、こんなに愛されているんだ、

優馬くんは。

そう思って。

ただただ、涙が溢れて止まらなかった。

 

 

と、まあ、こんな具合です。

優馬くんがソロの道を自分の意思で歩みだしたことに、もっと早く気づけていたら。

むしろどうしてずっと支えてあげられなかったのか。

握手会も、初のソロコンにも、間に合わなかった。

後悔したらキリがありません。

そして何より、応援し続けてあげられなくて、なのに都合よく戻ってきてごめんねと、じぶんの力で頑張り続けてきた優馬くんへの懺悔の思いは消えることはありません。

 

それでも。

私は、

再び中山優馬に出逢えたことに

感謝したい。

今の優馬くんを、今、見届けられていることが幸せです。

再会できてよかった。

ただただ、そう思います。

 

だから私は思うのです。

優馬くん、

頑張ってきてくれて、

素敵な姿を魅せてくれて、

ありがとう。

 

そして私は思うのです。

優馬くんが自分の意思で懸命に努力するから

優馬くんの成し遂げるお仕事は美しい。

 

優馬くんが自分の道で

楽しくお仕事をして

幸せであること

心からの笑顔で笑っていられること

これが私の一番の願いです。

 

舞台だって、コンサートだっていい。

お芝居でも歌手でもいい。

優馬くんの信念が、意思が、優馬くんの心や体がちゃんと、一致しているならば。

どんなお仕事だって、優馬くんの気持ちがそこにあるから、美しいのだから。

逆に言えば、それが無くては、意味がないの。

 

大好きな優馬くんのそんな姿さえ見られれば

私は幸せです。

 

私に笑顔と幸せをくれる優馬くんが

幸せに笑っていられるために、

私にできることはなんだろう。

日々、模索しています。

 

 

✴︎

ずっと、ずっと 待っていたんだ
こんな日が来る事
わかるだろう、こんなに楽しいんだ

ほら、だから君と一緒に
分かち合いたいんだ
僕は歌う、届けたい、君に、今この歌を

 When I feeling blue 助けてくれた君の笑顔

この僕が、これからは、返すから

In the name of LOVE

 僕には自信がある

君の事、幸せにしてみせる

理由なんて いらないだろう

今日の日を 忘れずいよう

Oh, girl, the name of LOVE 

✴︎

 

❁追記❁

✴︎

例えば、今離れてても

僕から君を迎えに行くだろう

そう、君が何をしていても

構わない 今感じたいから

✴︎

 この歌詞を。

離れていた私を素敵な大人になった優馬くんが迎えにきたのだと、

そういうことだよねと、

そんなふうに言ってくださったÜmastさんがいらっしゃいました。

正直そこまでは考えていなかった、というか、

そんなに都合よく考えていいものだろうかと思っていたのかもしれません。

でも、そう思ってもいいのかなと

とても救われた気持ちになりました。

独りぼっちで

ネットの中傷を読んで傷ついて

テレビの中の優馬くんを心配して

心が痛くて

寂しかった

あの頃の私にもしも会えるのなら

こう伝えたい。

「大丈夫、未来の私は、優しくてあたたかなファンの方々と一緒に

最高にかっこよくて素敵な優馬くんを見守っているんだよ」

って。

 

 

Ayana